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2009年1月 6日 (火)

NikkeiBP net より「ムーンライトながら」

珍しくNikkei BP netに「ムーンライトながら」の記述があった。

長いので要約してみると。

本年度末(2009年3月14日)をもって「ムーンライトながら」の定期運行を取りやめ、多客期のみの臨時列車とすることを決定した。
青春18きっぷのシーズンはなかなか座席が取れない人気列車。 その秘密は安さ。 だが青春18きっぷ期間以外は空気を運ぶ回送列車のようだ。

廃止の背景にはやはりJRによる新幹線への意図的な乗客の誘導がある。

JR東海はリニアなど巨額な資金が必要で更なる合理化が必要で
コストのかかる夜行列車は邪魔で
極力収益性の良い新幹線へ旅客を誘導したい。

筆者の意見

つまり「ムーンライトながら」を臨時化しようというJR東日本・東海には、純然たる利用者である「お客様」の声は届いていないのだ。ましてや私のようなや生産性のない気まぐれな旅人の気持ちなど、端(はな)から考えようとする気持ちなど持ち合わせてはいまい。これが公共交通事業者としての使命よりも、営利目的を優先させようとする一企業の姿だ。

経済効率を優先して鉄道網を軽視すると国が滅びる 私は近い将来、日本中の赤字ローカル線が廃止になり、大都市間を結ぶ新幹線とその周辺地域の通勤電車しかない鉄道になってしまうことを危惧している。これは地方の過疎化を更に進行させ、いずれ日本全体の国力を衰退させてしまうと考えている。誇張と思われるかも知れないが、明治時代の文明開化以来、この日本という国の繁栄と経済成長は鉄道が造った歴史に他ならないからだ。

話は変わるが、私は全国の田舎に点在する、利用者の少ない「秘境駅」を訪ねて旅をしている。現在は広島に越してしまったが、東京に住んでいた頃は「ムーンライトながら」は旅行プランの本丸としてしばしば利用したものだ。当時は自由席があり、ハイシーズンにはあまりの混雑にデッキへ追いやられたが、自然と周りの鉄道ファンと親しくなり、豊橋や名古屋までの時間があっという間という楽しい時間を過ごした。
 一日の会社が終わって東京駅に着くと、いつもの列車が待っていてくれる。ビールとつまみを片手に乗り込めば、まるでそこは我が家のように暖かいソファーみたいな座席があった。発車して暫くすると、並行して走る京浜東北線の乗客と思わず目が合う。彼らは家路、私は旅先。大衆列車ではあったが、奇妙な優越感さえ覚えたものだ。そんな思い出が詰まった列車が消えて行くのは、やはり寂しい。

 時代の流れとは、人々の心と裏腹な方向へと突き進む運命なのであろうか? 次の世代を担う鉄道ファンに向かって「その昔、夜行列車というものがあってな」「とても混雑して疲れたが、その先に待っていた線路を乗りつぶすのが何よりも楽しかった」などと、懐かしそうな顔をして話している自分の未来が、少しばかり曇りがちに見え始めて来ている…。


この筆者の考えには同情はできるが同意はできない。

かつて青春18きっぷができる前「ムーンライトながら」の前身の
大垣夜行はシーズン中を中心にはもっと混んでいた。
急行型の12両編成では乗り切れずに
近郊通勤型の車両を使った続行の臨時列車が何本もあった時もあった。

それに対し今はどうであろう。
快速になって座席指定になったため
続行の座席指定ではない臨時(季節)列車も
ダイヤ上用意されたが最近はあまり走ることもなくなったようだ。
つまりかつての何分の1以下の利用客しかいないのである。
このような夜行列車は他に代替交通手段があることからしても
廃止になるのは自然な成り行きだろう。
それとも乗客がコストに見合った金額を支払ってくれるのか?
答えは否であることは明白であろう。

この記事の筆者の記事はこのような夜行列車の廃止と
地方のローカル線の廃止を同列に扱っていることに
かなり問題があるような気がするのだが。
赤字ローカル線の存続問題は
日本の地方行政と絡めて皆が本気で議論せねばならない時期に来ている。
現在のようなたとえば第3セクター方式でうまくいくはずがないことは
国民全員が分かっているはずである。
民間で赤のものを公営化したって
余計赤がひどくなるにきまってるのだから。

でも感傷的には私自身も夜行貧乏列車の縮小は猛烈に寂しい。

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