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2009年12月11日 (金)

関西本線 旧亀ノ瀬隧道

80年前の「タイムトンネル」、大阪で発見(読売新聞)

 明治、大正に大阪―奈良間を結んだ大阪鉄道の路線で、1931、32年の大規模な地滑りですべて崩壊したとみられていたトンネル「亀ノ瀬隧道(ずいどう)」(大阪府柏原市)の一部がほぼ原形のまま見つかり、9日、報道各社に公開された。  約80年前、土砂の下に消えた〈幻のトンネル〉に、関係者は「まさか当時のまま残っていたとは」と驚いている。  見つかったアーチ状のトンネル内部はれんがで覆われ、幅3・3メートル、高さ4・6メートル。昨年、国土交通省が排水トンネルの敷設工事で周辺を掘削作業中、全長約500メートルのうち、66メートルが崩壊を免れているのを確認した。

国土交通省の発表資料(PDF)

てつはいサイトでの亀ノ瀬隧道の記録

国土交通省の発表では2本のトンネルは川側より関西本線旧線の
下り線(明治25年開通、旧旧隧道)と上り線(大正13年開通、旧隧道)となっているが
てつはいサイトによると川側より
大正時代の複線で開通した旧隧道なのかもしれない。
国土交通省の資料の3ページ目の発掘個所の地図も
旧旧隧道の位置ではない。
京都新聞の記事では明治隧道のほかに大正に複線2本増設となっている。

もしかしたら旧旧隧道の西口(大阪寄り)がてつはいの予想図より
もっと西側で旧隧道の西口とほぼ同じ位置にあったなら
国交省の資料の圧壊したトンネルの写真と
当該資料の明治開通上り線、大正開通下り線の
記述と一致するためおそらくそうなのであろう。
わざわざ複線化で旧トンネルを廃棄して
新トンネルを2本掘るとも考えにくい。
ウィキペディアでは複線時に1本増設となっている。

いずれにせよ基本的に文化財として保護を受けることの少ない
鉄道遺産だがこうして保存公開が考慮されるというのは
非常にうれしいことではある。

またこの国土交通省の資料も昭和頭のトンネル入り口の圧壊の様子を
記録した写真なども載っており興味深い。

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コメント

はじめまして。
私もこのトンネルに興味があって知人と独自に調査しています。
報道発表では西側(大阪側)より少し入ったところで
出くわしたと書かれていますが、地元の聞き取り調査では
東側(奈良側)は圧壊を免れており、昔は入れたと言うのです。
現在の電光掲示板の辺りと思われますが、何か情報が
あれば是非お願いします。

投稿: OsakaWest | 2010年8月13日 (金) 00時03分

OsakaWestさんコメントありがとうございます。
てつはいサイトだと東側入口は全く痕跡もないような感じでしたが
もしかしたら人為的に埋め戻されていたのかもしれませんね。
家から非常に遠い場所なので現地に行くことはできませんが
こう言った遺構は興味をそそられます。
なにか調査の進展があったらぜひお知らせください。

投稿: あゆ | 2010年8月13日 (金) 12時30分

管理人さんこんばんは。
本日、現地にて聞取り調査を行いました。
複数の方の話によりますと、東側の坑口は
近年までそのままあったそうですが、工事の管理用道路を
作るときに人為的に埋められたようです。
ただ、ウイッキーに記載されている事案は
少し違うようで、①川沿いに旧の旧線(単線)を敷設
②その後ほぼ直線で旧の新線を単線で敷設
③旧の旧線を大阪行き、旧の新線を奈良行きに使用
④旧の新線に平行の単線を敷設
⑤旧の新線2本で複線化。だそうです。
そのため旧の旧線はそのまま残っているかも知れません。
また旧の新線はほぼ直線上に敷設と書きましたが
現在の道路より100mほど川寄りです。
これは住居にあたる人たちが反対して、やや川よりを
掘った事も分りました。

投稿: OsakaWest | 2010年8月16日 (月) 22時40分

続きです。
今の時期は夏草が生い茂り無理ですが、
トンネル上では陥没痕が数箇所確認できるそうです。
他にも新の新線が出来る前に、同じ場所にトロッコ軌道を
ひいて、川の掘削土砂を運び出したなど聞いてきました。

投稿: OsakaWest | 2010年8月16日 (月) 22時46分

OsakaWestさん詳しい情報ありがとうございます。
結局今回出てきたのは旧の新線(明治)と旧の新線(大正)というわけですね。東口が人為的に埋められたのは残念ですが、もしかしてそれが今回の良い状態で残っていたということになったのかもですね。いずれにせよ一般公開する予定みたいなのでうれしい限りです。そういえば家の近くに東海道線清水谷戸トンネルという現役最古のトンネルがあって昔は記念の説明看板があったのですが有名な撮影ポイントなのでみんなが乗ったりしたのかいつの間にか破壊されてしまいました。結局壊したのが鉄道ファンである可能性が高く非常に悲しいことです。ここは一般公開で貴重な近代遺跡が傷つかないように願うばかりです。

投稿: あゆ | 2010年8月16日 (月) 23時40分

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